ミニマリストの魅力5選

断捨離・整理整頓

 こんにちは。ミニマリストを目指しているminoriです。

 そんなこと思ったことはないでしょうか。

 筆者はミニマリストを目指して3年目。ミニマリストを意識してから心も身体も軽くなっているのを実感しています。

 ただし断捨離に慣れ始めてきたときによく陥りやすい、気を付けなけらばいけないこともあります。そこで今回は実際に筆者が体験して感じたミニマリストの魅力と注意点をお届けします。

そもそもミニマリストって何?

 ミニマリストに似た言葉でミニマリズムがあります。

 ミニマリズムとは1960年代からアメリカで発祥した創作理論のこと。アートや音楽など芸術分野において誕生し、シンプルで無駄のないデザインが重視されるようになったと言われています。

 ミニマリストはミニマリズムの思想を生活に取り入れた人のことを指します。

 日本は高度経済成長期から大量消費・生産社会となり、家の外でも中でも物という情報が増えました。情報は多ければ多いほど便利な反面、取捨選択に疲れてしまうもの。

 自分が心地よいと思えるほどに物を減らし、快適に生活を送りたいと思う人が増えて、日本では2015年頃から流行し始めました。

1.ミニマリストの魅力

①掃除が楽になる

 何と言ってもミニマリストの一番の魅力はこれではないでしょうか。

 少し極端な例ですが、何も置いていない部屋(引っ越す前の部屋など)と物がたくさんある部屋とでは、どちらが掃除しやすいと思いますか?

 答えはもちろん、何も置かれていない部屋ですよね。

 本が好きな我が家は以前、夫婦で100冊以上持っていました。年末の大掃除のときに1冊ずつ取り出してから棚を拭いて…という作業がとにかく大変で毎年苦戦していました。

 そこで思い切って半分以下に断捨離してみると、大きな本棚からカラーボックスに収納できるくらいに収まったおかげで見た目もすっきりした上に、掃除の手間も省けてかなり楽になりました。

②自由な時間が増える

 掃除をする時間が減れば自分の時間も増えます。自分の時間が増えれば、心身ともに健康的に過ごせますよね。

 以前は我が家の床にもテーブルにもたくさん物が置かれており、毎回物を避けながら掃除をしていて、その手間にイライラしていました。また、インテリアとして買っていた小物を自分のセンスでは上手く飾りつけできていなかったのもプチストレスでした。

 そこでせっかく買ったけどキレイに飾りつけできなくては勿体ないと思い、思い切ってインテリアとして飾っていたものをほとんど手放しました。するとなんてことでしょう!見た目もすっきり、掃除の手間もかからないでメリットだらけでした♪

 結果、毎回物を避けながら掃除をしていた時間が省けたことで時間が大幅に短縮され、趣味の読書をする時間が多くなりました。

③取捨選択が上手になる

 断捨離に慣れてくると要るものと要らないものの判断が一瞬でつくようになります。 

「以前もこのようなものは捨てたことがあるな」「これはとっておいても使わないかもな」

 この繰り返しで自然と物は増えなくなり、本当に欲しい物だけ買うようになったので、あまり使わずに捨てるというほど勿体ないことはないと思うようになりました。

また、この思考は日常生活だけではなく、仕事でも活かせるようになってきました。

 本当に必要な物は何か

 これを意識する癖がついてくれたおかげで、これまで何となくやっていた仕事も優先順位をつけて、無駄を省きながらより効率的に働けるようになってきました。

④節約できる

 取捨選択ができるようになると必要以上の買い物はしなくなりました。断捨離を通して自分にとって本当に必要な物(価値)が分かったからです。

 個人的に一番、節約できていると実感しているのは衣服費です。

 昔はプチプラ(安い物)の服が大好きで、買い物に行くたびに服を買って帰っていました。洋服だけで100着ほど持っていたのに、なぜか服を選ぶときに「着たい服がない」と嘆いていたのです。

 今は断捨離を通して、体は一つしかないからたくさんは必要ない、という(自分にとっての)価値を見出したおかげで、年間10着で着まわし、年間でかかる被服費は2万円程度。

 さらに不思議なことに、毎日何を着るか迷っていた日々が嘘のように減ったのです。お気に入りばかりのクローゼットを眺めるのが楽しく、着る服に悩む時間も衣服費も大幅に削減できて一石二鳥になりました。

⑤気持ちが安定し集中力が高まる

 ホテルに泊まったときなんだかホッとするなと思ったことはありませんか?それはひょっとすると必要最低限の物しか置いていないからかもしれません。

 どこを見渡してもすっきりとした部屋は、心にゆとりができて心身ともにリラックス効果あり。また、何か作業をしたいときに視界から入る情報が少ないので誘惑に負けることもなく、集中力が高まります

 家に帰ってきて初めて「物が少なくてすっきりしてる!」と感じたときはとても嬉しかったです。個人的にはこれが一番嬉しい変化でした。物が必要最低限になると心も軽くなるのが実感できます。

2.ミニマリストの注意点

①物を買うときに罪悪感が出てしまう

  せっかく頑張って物を減らしたのに、新しい物を買ってもいいのだろうかと悩むときがあります。「1 in 1 out」(1個買ったら1個捨てる)を意識して買い物をしていれば、そこまで物は増えないはず。

 ただ、本来お金は使うためにあるもの。使わずに放っておけば、それもまた、ただの『物』です。買うときに慎重になるのは良いことですが、必要以上に自己嫌悪に陥らないように注意しましょう。

②捨てることが目的になりやすい

 「捨てるものはないか」「これ以上減らせないか」という考えが頭に浮かんで来たら要注意!断捨離を始めたときに良く陥りやすい現象です。

 本当はもうこれ以上手放せるものがないのに、「なんで自分は捨てられないのだ」と辛くなってしまいます。

 しかし、本来のミニマリズムは「自分にとって必要最低限の物で暮らす生活」であること。

 物の量であなたの価値も物の価値も決まりません。自分のペースでやっていきましょう♪ 

③価値観が合わないと家族と対立する

 同居人がいる方は特に注意です。

 ミニマリストの価値観を理解してもらえない同居人や家族がいる場合、物を減らしたいがために相手の物を勝手に捨ててしまったり、相手に捨てることを要求してしまったりしてしまいがちです。

 筆者も最初は「これ、ゴミだよね?」と思って家族の物まで捨てようとしていたことがよくありました。ケンカまではしていませんが、何度も夫に「なんでそんなに人の物を捨てたがるの…」と悲しい顔をされたことがあります^^;

 物の価値は自分でしか決められません。

 あなたから見たらゴミかもしれませんが、他人にとっては価値あるものかもしれません。断りがあるならまだしも、勝手に捨ててしまうことだけは絶対に避けましょう。

 ただ、どうしても気にしてしまう、価値観が合わないという場合は、家族共有スペースと個人が自由に使えるスペースを決め、個人のスペースは相手の自由にさせる・口出しをしないなどルールを決めると良いでしょう。

3.まとめ

 今回は筆者の実体験を踏まえて、ミニマリストのメリットとデメリットをお届けしました。

 「minoriがミニマリストだから魅力が多いように感じるのでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、実は(?)筆者はシンプリスト以下ミニマリスト未満です。ほどほどに物は持っている方です。

 ただ、ミニマリズム・ミニマリストの思想はマキシマリスト(物が多い人)にとっても、どこかで必ず役に立つ考えだ思います。

 メリットとデメリットをしっかり抑えた上で上手にミニマルライフを楽しみましょう。

タイトルとURLをコピーしました