夏の大掃除のススメ②

大人の家庭科

 今回は【汚れを落とす編】です。定期的に掃除をするのが大変な個所は、手軽にできる掃除の手順も掲載しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ夏の『汚れを落とす』大掃除がいいのか?

①冬の大掃除が楽になるから

 夏は気温が高く、特に油汚れは緩みやすいので汚れが落ちやすいと言われます。冬よりも効率よく汚れが落ちることで労力もかからず、冬場にゴシゴシしなくても良くなります。

②乾きが早いから

 ベッドのシーツ、布団、カーテンなど大型のものは朝のうちに洗濯をして、一日乾かしておけばほとんど乾いてしまうもの。心理的な負担も場所の負担も減ります。

③水を使うことに抵抗感が少ないから

 冬は冷たい水だと冷たくておっくうだし、かと言ってお湯を使えば昨今の電気代が気になる…。夏はむしろ水に触っている方が体感温度が下がって気持ちが良いので、水仕事が苦痛になりにくいです。

夏にやっておきたい掃除場所と掃除方法

キッチン

 特におススメなのが換気扇(レンジフード)の掃除。毎日料理をしていると油でギトギトになりやすいですが、冬よりも気温の高い夏場に掃除をしておくと、すっきりキレイに落ちやすいです。

【レンジフード】

≪掃除の手順≫

①取扱説明書に沿って、フィルターやファンなどを外す。なるべく細かいパーツも外しておくと隅々までキレイになります。

②大きめのバケツに40~60℃くらいのお湯と、中性洗剤を適量入れる

③②の中にレンジフードやパーツを入れ、ブラシで軽くこする

④一晩漬けおきする

⑤お湯を捨てて、キレイなお湯でもう一度ブラシで軽くこする

 油や汚れがこびりついたコンロの五徳掃除も同じ方法で有効です。一緒にやるのも良いかもしれません。

お風呂掃除

 

 湿度や湿気でカビやすいお風呂は、温度が高いうちに掃除をするのが効率的。カビがあるとカビ胞子やほこりを吸い込んでしまう原因に…。また、換気扇は汚れていると換気の効率が悪くなり、電気代の高騰にも繋がります。定期的に掃除をするのがベストですが、月に1回はやるのが理想です。

【浴室の天井】

≪掃除の手順≫

①フローリングワイパーにウエスをつける

②エタノールやアルコール入りの消毒液をつけ、天井をこする

【浴室の換気扇】

 ※換気扇が取れるタイプととれないタイプがあるので、取扱説明書を読み込んで、お使いのものに合わせた掃除を行ってください。

≪(取れるタイプの)掃除の手順≫

①フィルターを外す

②フィルターについているほこりやゴミを掃除機またはシャワーで落とす

③バケツまたは桶にお湯をはり、中性洗剤を適量入れる

④歯ブラシやスポンジでこする

⑤シャワーですすぎ、乾いてから元に装着する

窓・網戸の掃除

 春先に砂埃や花粉が窓について汚れやすいもの。また、寒い冬に窓を開けて掃除をするのも大変ですよね。だからこそ、温かいこの時期に掃除を済ませておきましょう!

【網戸の掃除】

≪掃除の手順≫

①フロアワイパーにウエスをつける

②上から下に一定方向に優しくこする

③左から右に一定方向に優しくこする

(物足りなければ)

④中性洗剤をつけたスポンジでこする

⑤水を含ませたスポンジまたは雑巾で拭き取る

夏の大掃除で気を付けること

①水分補給をしっかりと行うこと

 少しでも動けば汗をかきやすい夏は、とにかくこまめな水分補給が何よりも大事です。喉が渇く前に、最低でもコップ1杯分の水分をとるように心がけましょう。

②天気を確認してから行うこと

 夏は天気が変わりやすい時期でもあります。せっかく窓の掃除をしたのに雨が降ってもう一度することになった…なんてことにはならないように、事前のチェックを忘れずに行いましょうね。

③掃除をする時間帯を選ぶこと

 気温が上がりやすい日中はなるべく避け、午前中や日が沈み始める夕方ごろの掃除がおすすめ。少しでも快適に掃除をしましょう。

まとめ

 2回にわたって夏の大掃除のおすすめをしてきました。この夏に少し頑張れば、年末の大掃除の負担は減ります。自分や家族との時間を増やすためにも、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

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