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「要らないものを処分したい」「もう少し部屋を片づけたい」そう思ったときが断捨離の初め時!
今回は初めて断捨離に挑戦する方でも取り組めるような、断捨離のやり方から断捨離が終わった後までやることをまとめてみました。
断捨離する前から読み、断捨離中も断捨離が終わった後も読んでもらえると、自然と片付くような流れになっています。
1.断捨離のメリット
断捨離の主なメリットは
①自分にとって価値あるものが何か分かる
②掃除や家事が楽になる
③お金が貯まりやすくなる
④取捨選択が上手くなる
断捨離のメリットは本当にたくさんあります。
まだまだ他にもありますが、上記の具体的な例を一つずつ見ていきましょう。
①自分にとって価値あるものが分かる
断捨離とは、ものへの執着を手放して不要なものを減らし、ものにとらわれない生活を目指すことのことを言います。ヨガの思想が由来です。
断行(だんぎょう):不要な物を入れないこと
捨行(しゃぎょう):不要なものを捨てること
離行(りぎょう) :物への執着から離れること
「家の中にあるものは自分にとって全て必要なもの」と思うかもしれませんが、『断捨離』を通して見直してみると、不要なものが見つかるときもあります。
不要なものを見つけていく中で最後まで手元に残ったものが、自分にとって本当に価値のあるものなのです。
②掃除や家事が楽になる
ものが少ないとものの定位置が決まるので、散乱することなく、日常の整理整頓が楽になります。また、動かしたり避けたりする時間も削減されるので、掃除を早く終わらせることができます。
掃除をするのが面倒な人ほど、断捨離をしてものを減らすことをおススメします。
③お金が貯まりやすくなる
断捨離をすることで、これまでの自分の買い物の傾向や反省点が見えてきます。
例えば捨てると決めたものを見返したときに「自分にとって雑貨系は必要ないのかも」「同じようなものばかり買っている」など、これまで分からなかったことが分かるようになってくるため、今後の買い物で気を付けようとする心理が働くのです。
④取捨選択が上手くなる
断捨離に慣れてくると「要るもの」「要らないもの」が瞬時に判断できるようになります。そのため無駄な買い物をする機会がグッと減ります。結果、節約にも繋がります。
これは部屋の整理整頓に繋がるだけではなく、日常や仕事でも活かされてきます。決断力や即決力は、断捨離を通してでも身につけることができるのです。
2.断捨離を始める前にすること
やみくもに断捨離を始めようとしても挫折してしまいます。取り組みやすいように手順を踏んで順番にやっていくことは、特に初心者さんにおススメです。
① 広いスペースをつくる
② ゴミ袋と保留ボックスを用意する
③ 必要・不要・保留をする基準を持つ
④ 作業の時間を決める
それでは一つずつ見ていきましょう。
①広いスペースをつくる
断捨離は全てものを出して行うので、ものを置ける場所が必要になります。
必要なものと不要なものが混同しないようにするために、断捨離をする周辺は少し片づけておきましょう。
②ゴミ袋と保留ボックスを用意する
ものを出した後、「必要」「不要」「保留」の3つに分けて分類していきます。
保留ボックスとは「捨てるかどうか迷ったときにとりあえず入れ置く箱」のことです。箱が用意できなければ大きい袋でも構いません。
また、ゴミ袋を用意する理由は、要らないものをその場ですぐに捨てるためです。毎回ゴミ捨てに行くと集中力が途切れてしまう原因になるので、手元に置いておくと便利です。
③必要・不要・保留をする基準を持つ
ブレなく断捨離ができるように、何を基準に取っておくか、捨てるかを検討します。
【必要なものの基準例】
- 使用頻度が高いもの
- 思い出があるもの
- ないと困るもの
- 代用がきかないもの
- 捨てたら買い直しがきかないもの
- 生活必需品
【不要なものの基準例】
- 壊れているもの
- 劣化しているもの
- いくつもあるもの
- 今後使う予定のないもの
- 捨てても買い直しがきくもの
- 見ていて良い気持ちがしないもの
使用頻度は少ないけど必要なもの(冠婚葬祭で使うものなど)や、大切な思い出のあるものを処分するときは、特に慎重になって検討するようにしましょう。
すぐに捨てられるものの具体的な例を知りたい方はこちらを参照してください。
④作業の時間を決める
1日1回15分ぐらいから始めてみましょう。
最初から長い時間やっても続かなくなる可能性があるので、「もう少しやりたいな」と思えるところで区切りをつけます。慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしてみると良いです。
特に断捨離に慣れないうちは、結構体力を使う作業ですので、間に休憩を挟みながら行うこともおススメします。
3.断捨離中に意識したいこと
①ものを全て出す
ものを全て出すことのメリットは
・所有物の全体量を把握できる
・1つずつ丁寧にものと向き合える
・存在を忘れていたものが出てくることがある
・戻すときに整理整頓しやすい
このときにものが多いと出すだけで時間がかかって大変ですが、大変な思いをするからこそ意味があるのが断捨離です。ここは頑張りどき!
②捨てるか迷ったらとりあえず保留ボックスへ
まずは断捨離をする基準に基づいて、機械的に3つに振り分けます。
1分悩んでも決めきれないものは、保留ボックスに入れましょう。
ここで悩み過ぎてしまうと挫折しがちになってしまいます。
③モチベーションを高める
少しでも楽しく作業ができるように工夫をしましょう。例えば音楽を流す、ご褒美を用意する、家族と一緒にするなど。
モチベーションが下がらないようにすることも継続させるために大切です。
④室内環境を整える
暑すぎる、寒すぎる、カビ臭いなど不快な環境下ではやる気になりません。快適な環境の中でやった方が体力も集中力も続きます。
これなら頑張れる、という環境を整えてから行いましょう。
⑤一旦、処分方法は考えない
「捨てるのは勿体ない」「いくらで売れるのかな?」など考え出すと確実に詰まります。
筆者は個人的に処分方法を考えるのが一番大変だと感じています。
ここではとにかく無心になって、ひたすら要る・要らない・保留に分類します。
4.断捨離が終わったらすること
ここまでよく頑張りました。あともう少しです!断捨離は不要品を手放すまでが断捨離です!
①保留ボックスの見直し
ここにはほとんど残っていないのが理想ですが、もし残ってしまったらどうしたらよいでしょうか。
まずはもう一度、保留ボックスの中身を全て出し、見直しをしてみましょう。それでも保留にするものであれば、いつまで保留をするのか期限を決めます。
期限が来たら再び全て出し、要るものと要らないもの(このときは必ず2択で!)に分類しましょう。
②処分方法の検討
処分の仕方は主に①誰かに譲る②フリマアプリで売る③街のごみ収集に出すの3つです。
フリマアプリで売るとお金に替えられて得をした気分になりますが、売れるまでに時間がかかったり、配送準備をしたりと大変な面もあります。
断捨離初心者さんはなるべくゴミ収集に出す方法をおススメします。
③不要品になった理由の共通点を考える
なぜ不要なのか理由を考えると、今後の断捨離や買い物に役立ちます。
よくある理由としては
- 衝動買いしたから
- 好みやライフスタイルの変化があったから
- メンテナンスが面倒だったから
- 流行ではなくなったら
- 最新のものを買ったから
不要品をごみとして出すと環境にも影響があるのは言わずもがな。なるべく不要品を出さないようにするためには、買い物をする段階で気を付けなければなりません。
今後の買い物で自分にとって価値あるものだけを手元に置いておけるよう、不要になった理由の共通点を見つけておきます。
まとめ
必要最低限のもので暮らすミニマリストとは違い、自分にとって最適な量で暮らすことを目指すのが断捨離です。
捨てるときの痛みは伴いますが、時間が経てば案外捨てたことすら忘れてしまうこともあります。
思い出のものなど捨てると二度と手に入らないものは、慎重にならなければなりませんが、「また買えばいいや」と思えるものは一度手放してみても良いかもしれません。
また、断捨離は捨てることが目的なのではありません。
1つずつ手に取ることで「今の自分に必要かどうか」ものと向き合う大切な時間になるのです。