断捨離が「あの頃の私」を救ってくれたお話。

断捨離・整理整頓

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あっ。私、もうだめかも……。

そう思ったのは、朝起きることさえつらくなった頃。

朝型だったはずの私が、休日もベッドから起き上がれない。
ゴミが溜まり、掃除も買い物もできなくなり、ただ呼吸をするだけで精一杯の日々。

そんな私が、ある日ふと「ちょっと片づけてみようかな」と思ったのが、全ての始まりでした。

今回は、私が断捨離を通して心の重荷を手放し、少しずつ前を向けるようになった話です。

・なんとなく気持ちがスッキリしない
・毎日を生きるのがしんどい
・何かを変えたいけど、何をすればいいかわからない

そんなあなたの背中を、そっと押せたらうれしいです。

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【 断捨離 】
不要な物を断ち切り、物への執着心を手放すことで、身軽で快適な生活や人生を手に入れようとする考え方のこと

まず手放したのは「明らかなゴミ」から

当時のキッチン。どこもモノが多かったので、普段から片付ける気にならないのは当然だった。

読まないチラシ、要らないプリント、使い終わったティッシュ……。

今では「そんなものすら、すぐ捨てられなかったのか」と思いますが
当時は、ただ生きてるだけで精一杯で、「捨てる」という判断すらできなかったんです。

それでも、テーブルの上が少しずつ見えてきたとき——
気持ちがスッと軽くなったのが分かって。

ほんの小さな行動だったけど、「私にもできた」という小さな自信になりました。

片づけと向き合って気づいたこと

回復し始めてきた頃。片付けの時間を減らして自由な時間を増やしたいと思い始める。

行動できる日が少しずつ増えてくると、心にも余裕が生まれてきました。

「どうしてこんなにモノを溜めていたんだろう?」と
モノと向き合ううちに、自然と“自分自身”にも目が向くようになっていったんです。

それまでの私は、周囲の期待に応えることばかりを考えて、

「ちゃんとしていなきゃ」

と、ずっと無理をしていたように思います。

でも本当は、もっと自分のペースで静かに暮らしたい人間だった。
人と比べず、自分らしく生きたいと、ずっと心のどこかで願っていた。

モノを見直していく中で、「どう生きたいのか」まで考えるようになっていきました。

何度も自分に聞いたこと
  • 今の私に、本当に必要なモノは?
  • このモノを手放して、私はどうなりたいの?

そうやって手放すたびに、心の中の“見えない紐”がゆっくりと、ほどけていった気がします。

あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 [ ひすいこたろう ]

私らしさが私を救った

あれから小さなお家にお引っ越し。更にモノが減ってお部屋にも心にも余白が増えた。

自分の気持ちを大切にし始めてから、心の中に少しずつ光が差すようになりました。

人と比べなくていい。できない日があっても、それでいい。

そう思えるようになって、心がふっと前向きに変わっていったんです。

呼吸だけで精一杯だった日々も、少しずつ変わっていきました。

日常で増えた◎
  • お風呂に入れた自分 ◎
  • ゴミを捨てられた自分 ◎
  • ベッドから少し早く起き上がれた自分 ◎

小さな「◎」を重ねることで、少しずつ元気を取り戻していったのです。

たかがゴミ捨て。されどゴミ捨て。

そんなことから始まった、私の心の回復でした。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。増補版 (ちくま文庫 さー48-1) [ 佐々木 典士 ]

まとめ:心が疲れたときは、「小さな◎」を

あの頃の私は、今日一日の未来さえ見えなくて、
毎日、暗いトンネルの中をただ歩いているような気分でした。

でも、「ゴミを捨てる」という、ほんの小さなきっかけが、今の私をつくってくれた。

そう思うと、あの時間は決して無駄ではなかったのだと感じます。

  • 🟤つらいときは、しっかり休んでいい。
  • 🟤少しだけ調子がいい日は、ほんの少し動いてみる。
  • 🟤正解なんてなくていいから、「行動できた自分」に◎をあげる。

その繰り返しの中で、きっと自分らしさが見えてくるはずです。

もし今、心が少しだけしんどいなと感じているなら――
引き出しひとつだけでも、整理してみてください。

モノと一緒に、心もふっと軽くなる。

そんな感覚が、きっとあなたにも訪れるはずです。

今日という日に、あなたの中に◎がひとつ増えますように。

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