近年、シンプルで無駄のない生活を目指すミニマリズムが注目されています。しかし、ミニマリストの生活は誰にでも合うわけではありません。本記事では、ミニマリストに興味があるけど、自分には合っているのかな?という人に向けて、ミニマリストに向いている人と向いていない人の特徴について詳しく解説します。
ミニマリストに向いている人

シンプルな生活を好む人
「軽い」
「すっきり」
「片付いている」
上記の言葉の中からどれか1つでも好みが当てはまる方は、ミニマリスト気質かもしれません。
ミニマリストはきれい好きな人や、整理整頓が好きな人が多いです。
物の管理が苦手な人
物がたくさんあると便利なこともある反面、探し物の時間が増える、物を無くしやすいというデメリットがあります。
よく無くし物をしやすい人や整理整頓が苦手な人ほど、ミニマリズムを取り入れると管理が楽になるので向いています。
ストレスなく過ごしたい人

ボンド大学ビジネススクール助教授のリビー・サンダー氏は「デスクが散らかっているとストレスや不安のレベルだけでなく、集中力、食の選択、そして睡眠にさえネガティブな影響を与えうる」と述べています。
研究結果にもある通り、健康的に過ごし、常に最高のパフォーマンスを発揮したいと考える人には、ミニマリストが向いています。
諦めや切り替えが早い人
物を所有している目的がなくなった時点で、ミニマリストは潔く所有物を手放します。
まだ使えそう、と思っても必要になればまた買えばいいからと考えます(ちなみに筆者は捨てるかどうか迷って捨てたもので後悔したものは一度もありません)。
「勿体ないから」「高かったから」と手放すのに理由を付けてしまうことが多い人は、向かないかもしれません。
ミニマリストに向いていない人

多趣味や収集癖がある人
物が必要な趣味(野球、ゴルフ、絵を描く、裁縫など)を持っている場合や、いわゆるコレクターの人は、どうしても物が増えてしまいがち。
ただし自分にとって必要な物であれば、無理に手放すことはありません。
周りの意見に流されやすい人
ミニマリストは誰に何と言われようとも、自分にとって必要がないと思えば手放します。
必要最低限のモノで暮らすことを基準にしているミニマリズムは、マキシマリスト(モノが多い方がいいという考え)の家族や周りの人からは理解を得られにくい場合があります。
自分らしさを貫き通せる人(自分だけでもミニマリストを目指すなど)は、ミニマリストを極められるでしょう。
取捨選択が苦手な人
何を残して何を手放すかを決めることが苦手な人は、ミニマリストの実践にストレスを感じることがあります。
優柔不断な性格だと、物の取捨選択が進みにくいです。
ミニマリズムの取り入れ方

日常生活で無理なくミニマリズムを取り入れる方法を3つご紹介します。
明らかなゴミ、しばらく使っていないものはすぐに処分する
モノが散らかりやすい人の多くは、明らかなゴミを溜め込んでいる場合が多いです。
モノには役割があります。
役目を終えた時点で「ありがとう」と手放しましょう。
捨てることに慣れると、断捨離に抵抗がなくなります。
買い物をする際に一旦立ち止まってから購入する
本当に必要か?代用できるものはないか?と考えてから購入するようになると、無駄な消費を抑えられます。
特に同じものを持っていた・買ってしまった経験がある人にや、衝動買いの癖がある人にはぜひ実践してほしいです。
1in1outを心がける
1in1outとは一つ買ったら一つ捨てることです。
捨てるかどうか迷ったら、なぜ新しいのを買ったのか、2つ取っておく理由やメリットは何かを考えましょう。
ミニマリストは楽しい?
控えめに言って、とっても楽しい!!!!!です。
初めは筆者もミニマリストは何が楽しいのだろう?と思っていました。
でも断捨離をして自分にとって本当に価値あるものを探していくことで、自分自身の新たな発見になります。
「自分って本当はこんなことに興味あったんだ」
「好きなことだと思っていたけど、実は本心ではなかったのかも」
など、日々発見の連続です。
ある程度断捨離が終わった後も掃除や家事が早く終わる分、たっぷり家族や趣味の時間がとれるので毎日充実しています。
しかし、ミニマリズムは誰にでも合うわけではなく、向き不向きがあります。
自分の性格やライフスタイルに合わせて、無理のない範囲でミニマリズムを実践し、自分にとって快適で豊かな生活を目指しましょう。
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